ご覧いただきありがとうございます。
「ちょっと踏んだだけだし大丈夫かな?」と思っていた足裏の違和感。
実はガラス片が残っていて、数ヶ月後には入院して手術を受けることになりました。
この記事では、受傷から手術に至るまでの経緯や、術後のケア、かかった費用・保険の給付内容まで、リアルな体験をまとめています。
同じような不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。

ガラス片を踏んでからの半年間
自分で判断して大丈夫だろうと思って放置していたら大変なことに。
違和感が消えず、手術の時にはガラス片が神経に突き刺さっている状態だったようです(泣)
- 2024年夏自宅で素足のままガラス片を踏む。
玄関で割れた瓶の破片がなぜかキッチンにあったようで、「ゴリッ」と嫌な感触と出血。
大丈夫だろうと思い、消毒&絆創膏で様子見。 - 3週間後痛みが続くため皮膚科を受診
膿を出した際、砂粒サイズのガラス片が出てきたとの診断。
- さらに2週間後痛みが再発し皮膚科を再受診
傷口はほぼ治っていたけど、組織とくっついて残っていたガラス片を麻酔なしで除去(激痛でした…)。
- 年末歩くのもつらいほどの激痛
病院は年末休みで受診できず我慢…。
- 年明け痛みは少し落ち着くが皮膚科を再受診
「治療できることはない」と言われ、次回は整形外科や形成外科をすすめられる。
- 2025年4月痛みが再発したため形成外科を受診。
エコー検査では不明。「奥の方にガラス片が残っているか、神経損傷かも」と診断され、大きな病院を紹介される。
- 翌日大学病院で再検査
超音波ではわからなかったが、レントゲンでガラス片を発見。
神経のすぐ近くまで移動しており、翌週末に手術が決定。
手術当日の様子
手術当日は、朝から緊張。
朝9~10時までに入院手続きをして、14時半からの手術というスケジュールでした。
病室に案内されると、薬や手術前の注意点などの説明がありました。
食事制限は特になく、手術の1時間前から食事・水分を控えるだけでOK。

食後は、点滴ルートを確保し、手術部位側へマーキング。
手術で切る箇所にするのかと思ったら、手術する側の手に印をつけていました。


手術の時間が前後する可能性があるとのことで、14時頃に手術着へ着替えて待機
検査用トランクスは、落ち着かないと思うので行く直前で大丈夫ですよとのことでした。

14時半ごろ時間通りに呼ばれ、歩いて手術室へ。
大きな枕が置かれた手術台にうつ伏せで足を曲げて寝る体勢になり、点滴や血圧計、酸素モニターが装着されました。
レントゲンと超音波でガラス片の位置を再度確認。
約20分かけて丁寧に場所を特定してから、いよいよ局所麻酔をして手術開始。
局所麻酔は、数秒痛い程度でそのあとは、いつ手術が始まっていたのかわかない感じでしっかり麻酔がきいていました。(笑)
手術中は、ピンセットのようなもので探られている感覚が続き、20分ほど経ったころ、「もう取れましたよ」と先生の声が!
摘出されたのは爪のかけらほどの大きさのガラス片。神経に突き刺さっていたとのことで、本当にとれてよかった…。
最後に8針ほど縫合し、再度レントゲンで異物が残っていないことを確認して終了。
部屋へは車いすで戻り、手術室に入ってから部屋に戻るまで、およそ1時間半の手術でした。

足裏手術後の痛みと経過
「足裏だし、傷もちょっとだから大したことないよ」と周囲に言われていたこともあり、術後の痛みはそこまで強くないだろうと思っていました(笑)
実際、手術直後は麻酔が効いていたこともあり、全く痛みを感じず「やっぱり大丈夫そう」と思っていたのですが、麻酔が切れたあとの痛みは想像以上でした(泣)
簡易的なイラストでの説明になりますが、傷はこんな感じです。
(左足の裏、人差し指と中指の間あたりに約2cm、8針縫合)

- 手術当日麻酔が切れたらズキンズキンと足の奥まで響く痛み
麻酔が効いている間はもちろん無痛。
しかし術後4時間後から徐々にズキンズキンと足の奥まで響く痛みが出てきて、歩くとさらに強い痛みが。
処方されたロキソニンもほぼ効かず、トイレ移動を減らしたくて水分摂取を控えて過ごす作戦に(笑)。 - 術後1〜3日目じっとしていてもズキズキとうずく痛み
座っていても足がズキズキと疼き、歩くのが辛すぎる…。
家では子どもがいるためじっとできず、かかと歩き or 椅子を杖代わりにして移動していました(笑)。 - 術後4日目痛みが少し和らぎ、消毒とシャワーOKに
動かなければ痛くない程度に。
主治医のクリニックで傷口の消毒を行い、包帯は絆創膏保護に切り替え。
シャワーで傷口も洗ってOKになりましたが、湯舟は感染リスクがあるためまだNG。 - 術後3週間後抜糸と軽い違和感
痛みはだいぶ治まりましたが、傷口に体重がかかるとまだ痛みあり。
抜糸は、痛みはなく糸が抜ける感覚もよくわからないまま終了。 - 術後4ヶ月後痛みはほとんどないけど少し違和感
痛みはほとんどなくなりましたが、ガラスが刺さっていた指の付け根部分は、体重がかかると少し違和感が今だにあります。
でも、スリッパや靴を履いていればほぼ気にならず、日常生活も問題ないレベルに。
先生からは「半年〜1年くらいは違和感や軽い痛みが残るかも」と言われており、長期戦になることも覚悟しておくと安心です。
足裏のガラス・異物除去手術 Q&A
受診から手術までで気になったことをQ&Aでまとめました。
私の体験が、同じように悩んでいる方の参考になりますように。
Q1. 放置しても大丈夫?
放置せずにできるだけ早く病院受診することをおすすめします。
ガラスが神経や深部に移動したり感染リスクもあるので、違和感が続くなら早めに受診を。
(私は数ヶ月放置して神経スレスレまで移動し、手術が必要になりました…)
Q2. 何科を受診すればいいの?
浅い傷なら皮膚科でもOKですが、深い異物や痛みが続く場合は形成外科がおすすめ。
私の場合は放置したことでガラスが奥に移動し、形成外科でのエコー・レントゲン検査で異物が残っていることが判明しました。
Q3.足裏の局所麻酔や手術ってどのくらい痛い?
麻酔はズキッと強い痛みがありましたが、5秒ほどですぐ終わりました。
手術中はもちろん完全無痛ですが、麻酔が切れるとズキズキとじっとしていても痛みが強く、3日目までは動きたくないレベルでした。
Q4. 手術費用はどのくらい?保険の給付金は?
1泊2日の入院+手術で約57,000円(3割負担)。
加入していた医療保険から
- 疾病入院給付金
- 手術給付金
- 入院一時給付金
で合計約11万円の給付金が支給され、自己負担はほぼゼロ。
退院後も通院があったため、通院特約があればさらに給付が増えていたかも…
▶あなたのほけん選び大丈夫ですか?みんなの生命保険アドバイザー
Q5. お風呂はいつから?
退院当日からシャワーOK(包帯は濡らさないように、防水必須)。
術後4日目から、傷口もシャワーOKでしたが、湯舟や温泉は抜糸後から。
Q6. 痛みや違和感はいつまで続く?
先生からは「半年〜1年は違和感が続くかも」と言われました。
現在4ヶ月経過、体重をかけると指の付け根に軽い違和感がありますが、日常生活は問題なしです。
足裏手術後のケアと工夫
術後の生活は意外と不便。
入浴時の防水対策や歩き方、スリッパ選びなど、実際に役立った工夫や便利グッズをまとめました。
履きやすいスリッパ・靴を用意!
病院がスリッパ禁止だったため普段のスニーカーで行ったら、術後は包帯で足が入らず大変な思いをしました…。
退院時は夫にサンダルを持ってきてもらって解決。
着脱しやすいサンダルや柔らかい靴があると安心です。

さらに、クッション性のあるスニーカーや少しフカフカしたスリッパは、外出や室内移動時の痛み軽減に役立ちました。
入浴はビニールで防水!
退院当日からシャワーOKでしたが、包帯はビニール袋+テープでしっかり防水。
ただ、二重にしても水が少し入ったりテープでかゆくなったりしたので、市販の防水カバーがあると着脱もラクで安心です。

かかと歩きやイスを杖代わりにして負担を減らす
しばらくはかかと歩きで移動するよう指導されましたが、これがなかなか難しい…。
少し大変ですが、家の中では片足立ち+丸椅子を杖代わりにして歩くと、傷口が地面に触れず痛みが軽減できました。

傷口保護には、滅菌パッド+包帯
抜糸までは、抗生剤の塗り薬+滅菌パッド+包帯で過ごしていました。
絆創膏は剥がれやすく、端が折れて傷口に当たると痛かったので、少し面倒ですが剥がすときの痛みが少なく、ズレにくい滅菌パッド+包帯が個人的にはよかったです◎

まとめ|「たかが小さな痛み」と思わず病院へ
今回は、足裏にガラス片が残っていたことが原因で手術を受けた体験談をお伝えしました。
「ちょっと痛いだけだから…」と自己判断したことで事態が大きくなってしまった私。
小さなケガでも違和感が続くなら、迷わず病院で診てもらうことが大切です。
この記事が、同じような不安を抱えている方の参考になれば幸いです。

コメント